父のガウン ― 2021/06/21
実家に帰った時に、少しずつ断捨離をしています。
でも、服など、ひとつひとつ母に尋ねながら処分すると、たいてい
「それは捨てんといて・・・」 と 悲しげな顔をして頼まれるので埒があかず、
母がデイサービスに行ってる時か、お昼寝をしてる時にこっそりと。
でも、何もかも容赦なく処分してるわけではありませんよ。
それでは母が可哀想だからね。
もう絶対に着ないなと思われるものばかりです。 もう絶対に。
さて、そうして こっそり袋に詰めたものを うちに持って帰って処分しようと
玄関に置いておいたのですが、
うっかり 母に見つかってしまったのです。
袋から、ピラ~ンと はみ出していたのです、亡父のガウンが。
「あ、あ、それは 捨てんといて」 と 母。
「でも、もうだれも着ないし、ごめん、お願い」 と 両手を合わす私。
すると、「あさちゃん、お願い」 と 母まで両手を合わせます。
ふたりで向き合って拝んでどうする。
仕方なく、ガウンだけ抜き出して母に返しました。
そして、先日実家へ行った時の事です。
なんと、父のガウンは、
母のシルバーカーのシートカバーへと 生まれ変わっていたのでした。

すごいな、母。
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