ピカソの絵 ― 2016/12/19
「きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう億円出したって、
ピカソの絵は買えへんねんでー」
(ほお~ そーなのか。
それだけ出してもピカソの絵は買えないのか)
スーパーの駐輪場で、自転車のカゴに荷物を入れて帰ろうとしていたら、
隣で同じように自転車のカゴに荷物を入れてる
小学3~4年生くらいの男の子2人の会話が耳に入りました。
どういう経緯でピカソの絵の価格話になったのか、
おばちゃんはとっても興味をそそられたのだけど聞くわけにもいかず、
その算出された数字が面白くて、
ひとりニマニマしながら自転車をこいでいました。
すると後ろから、
その男の子達と思われる話し声と自転車の気配を感じたので、
端っこへ寄って道を譲りました。
「すいませ~ん」
「すいませ~ん」
爽やかな笑顔を残して、
可愛いピカソ君たちは私の横を走り抜けて行きました。
9999億円出しても私は買えないのよ
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