階段2023/05/17

うちに居てスキマ時間があると、私は本を持って 「階段」 に行きます。

もちろん、読書はイスに座ったり、ベッドで転んだりもするのですが、

この狭さが特別な空間に感じるのか?最近は「階段」が、

なんだか妙に落ち着いて心地良いのです。

時に横にコーヒーカップを置いて、クッションに埋もれたりしながら。



それで、ふと子どもの頃のことを思い出しました。

私は、うちの階段の踊り場にお座布団を敷き、そこにお人形を寝かせ、

ハンカチのお布団を掛けて「ひとりままごと」をしてよく遊んでたんですよね。

階段はベッドになり、テーブルになり、イスになり、棚にもなる、

自由自在のそれはそれは楽しい遊び場だったのです。

これも、あの「狭さ」が自分だけの世界になり得たのでしょうね。

「階段」は、その後 私の現在の職業に繋がっていくのですが、

それはまたの機会に。

階段に座ることで古い記憶が蘇り、

階段とは縁深かったんだなあ~と、気づいた午後なのでした。


階段