こんなとこにもお客さん【2】2019/09/19

卵は2つ、なんですが、1つはとうとう孵化しませんでした。

割って出てくる力がなかったんですね。

これも自然の摂理、可哀想ですが仕方ありません。

しかし、この卵を蹴飛ばすでもなく、落としてしまうわけでもなく、

嘴でつつくでもなく、側に置いたままなんですよね。


ピジョンミルク

              だんだん汚れてきたなぁぁ・・・


そして、エサをやる時、親の嘴をヒナの嘴に激しく動かしながら突込み、

ピジョンミルクという素嚢乳(そのうにゅう)を与えているようでした。 

ヒナちゃんは、この時だけ 

「チイチイチイ」 と嬉しそうに可愛い声を上げるのです。



ところが、ガラス越しにじ-っと覗く私と母の4つの目玉を確認すると、

グレさんは急に向きを変えてエサやりをストップ(写真)。

いくらヒナちゃんが 「もっともっと」 と 羽をばたつかせても、もうあげません。

私たちを警戒してるんでしょうね。

なによ。  何もしないし(カメラは向けるけど)、

お宿をタダで貸してあげて、汚しても怒らない善良なオバチャンに、失礼よ。



そして、親が飛び立ってしまうと、

ヒナちゃんはあきらめて、また元の場所でじっと無言で座り続けます。




さて、このあと親はどこに行ってしまったのでしょうか。

はい、私は見てしまったのですよ。


向かいのマンションから監視する親鳥



向かいのマンションから、じっとヒナちゃんの方向を向いて監視する

クロさんとグレさんを。                   (つづく)