意思はある2021/04/13

「不思議な木」の説明をしてくださった庭師さんのお話には、

まだ続きがありました。


サルスベリの、この不思議な穴。

いったい何かと思ったら、枝が折れた跡、だそう。

そこを木 自らがそのキズを修復しようと、

外側から内側へ外側から内側へと巻き込んでいった結果、

こんな形の堅い木の一部になってしまったそうです。

これ、なんだ?



見かけは、決してカッコイイとは言えない個性的な合体木。

それでも「生きていこう」としてるのは、根元のひこばえを見れば一目瞭然。

きっとここに至るまでには、よその木にはない、

たくさんの苦労をしてきたはずです。

その木が子孫を残そうとしてるんですよね、ホント健気でいじらしいなあ。


ひこばえ



農家さんが、実験的に

ビートルズ と ジャズ と ロック を聞かせながらそれぞれ白菜を育てたら、

甘く美味しく育ったもの、渋い味に育ったもの、

商品にならないくらい葉っぱが自由奔放にひろがったものになった、

という話を庭師さんから聞いた時には、思わずうなずいてしまいました。



「うちの観葉植物に話しかけてやると、元気に育ってる気がする」

以前 人にそう話したら、

「科学的根拠は何もない」 と 一蹴されたことがありますが、

私はやっぱり植物の意思を感じてしまうんですよね。



ところで、うちのダンシングシクラメン(クネクネ踊り咲くシクラメン)、

とうとう ここまで咲きました。

全然カッコよくないけど、自由奔放なカワイイ子なんです。


動物でも植物でも、生きものには全て、意思があると私は思っています。


クネクネ踊り咲くシクラメン