2023はるかのひまわり①2023/07/09

今年で3年目の、はるかのひまわり(※)。
昨年採れた種を、時期が来たらまこうと置いていました。
ところが、です。

ある日気がつくと、
庭に、ひまわりらしき双葉や本葉があちこちに顔を出してるではないですか。
これは去年のこぼれ種!
去年の種を乾燥させて大事に袋に入れていましたが、
この子たちは土の中で冬を越し、時期を見計らって自ら芽を出してきたのです。
何と強くたくましい生命力でしょうか。
さすが 「復興のはるかのひまわり」 ですね。

10本近いひまわりさんは、すくすくと成長中です。


今年のはるかのひまわり

                全てこぼれ種のひまわりさんです





※ はるかのひまわりの由来

平成7年1月17日の明け方、5時46分、大きな地震が襲いました。 木造の建物は、その揺れでひとたまりもなく崩れてしまい、2階部分が崩れ落ち、1階は完全に押しつぶされていました。
はるかちゃんがガレキの下から発見されたのは、地震発生から7時間後でした。

震災から半年後、かつてはるかちゃんの家があった空き地、はるかちゃんの遺体を発見した場所。驚いたことに、そこに無数のひまわりの花が、力強く、太陽に向っ て咲いていました。お母さんはひまわりを見て、「娘がひまわりとなって帰ってきた」と涙しました。近所の人たちは、この花をこう呼びました。

『はるかのひまわり』

何も無くなってしまった町の空に、次々に咲いた大輪の花はたくさんの人を励まし勇気付けました。


          「はるかのひまわり絆プロジェクト」 から抜粋