こんなとこにもお客さん【8】 ― 2019/10/12
巣立つには確かに巣立ったのですが、
これで、ハイおしまい。 とはなりませんでした。
甘かった。 また帰ってきたのです。
そりゃそうだよね、自分が生まれ育った居心地のいいねぐらがあるんだもん。
子どもがひとりで帰ってきたり、
親子3人で帰ってきたりするのですが(人間か)
夜寝る時は、親はどこかに飛んでいき、
子どもだけがプランターで寝ていました。
オトナの事情など知る由もなく帰ってきた子ども (くちばしの上の方がだんだん白くなってきています)
これは急を要しますよ!
グズグズしてる間に、また次の卵を産まれたら泣くに泣けません。
ハトの観察日記は1回で充分。
後処理をしてくれる業者を探しまくりましたが、とうとう見つからず、
結局 タイミングの合った姉夫婦が片づけをしてくれることになりました。
もう 申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱい。
こうして、ハトの親子にひっかき回された私たちの夏が、やっと終わったのです。
綺麗になったベランダに、
いつも通りやってきた親子は驚いた様子(多分)でしたが、
悟ったのか、あきらめて新しいねぐら探しの旅に飛び立って行きました。
(おしまい)
スッキリしました
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