実家仕舞い①―粉砕事件ー2025/10/30

いよいよ回収業者さん5人で、家財道具の運び出しが始まりました。

姉と私は、まだ最後の写真等の整理のため邪魔にならないよう部屋の片隅で作業をしていました。
2日がかりなので、私たちのいる部屋は翌日なのです。

ふたりで時々様子を覗いたりしていましたが、作業は手際よく進み一日目が終了。
業者さんが帰って行かれたので、外へ出ようとした時です。

姉と私のスニーカーを玄関に脱いで置いといたら間違って処分されたら大変と、ベランダの室外機の上に並べて置いていたのです。
それが、、、、、、   ない!  ない?  なんで??
えーーー!  まさか!!

どこを捜しても靴という靴が、ないのです。
全部処分され、あるのはベランダに出入りするのに使ってた父のサンダルだけです。


靴がない!!
                父のサンダルで京都に帰れ、と?



聞けば、私のコンバース・オールスターと 姉のニューバランスは

「粉砕機でバラバラにしましたよー」
「言うといてもらわないと」
「・・・・・」

そうでした、確かに何も言わずに移動させたのは私たちです。
他の処分しないでほしいものは言ってあったのに。
当然、私たちのスニーカーだと分かるものだと思い込んでいました。
要らんことをしたものです。

ふと我に返り、私、どうやって京都に帰るの?
父のサンダルで?
これで京都駅を歩け、と?
いやいやいや。

ふたりとも驚きとショックを通り越し、もう笑うしかありません。
あーっはっはっはっはっ
粉砕機やって~
あーっはっはっはっはっ
笑いが止まりません。
ふたりの笑い声が、やたら広くなった部屋中に響き渡ったのでした。



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